その昔

上武緑化は、今年で創業41年目を迎えます。
私が幼少の頃、うちは農家や酪農で、田んぼや梨畑や牛が身近にいて、まさに日本の原風景を見るようでした。

やがて区画整理で、市街地となり、うちの父が造園業(植木屋)を始めました。

高校生の頃、私が「将来、跡を継ぎたいのでカトウ農園の社名を変えてほしい」
と父に言ったら、大学の頃、上武緑化になってました。
(連取町の重鎮には、今もカトウ農園の方が知られてますが・・・)

造園とは、カッコよく言うと、「人間にとって望まれる理想的な空間を創造するもの」で、
植物や様々なエクステリアなどの材料を用いて、こだわりのある空間を演出することです。

建設業界の中での地位は、まだ高いとは言えませんが、
もっとも広く深く、もっとも魅力ある仕事だと思い、大学卒業後5年間下積み修行をさせていただきました。

当時は今よりも景気が良く、どこも作業員の戦力が多かったです。
芝張りや草むしり作業で黙々と働く、たくましい年配女性の姿は、
今も鮮明に覚えております。しかし、時代の流れと共に建設業界は人手不足となり、
同時に、たくましく現場で働く年配女性の姿も減りました。

農家を極めた父が植物を中心とした造園業を始め、私が外構・エクステリアも加え、
今、これからが大事です。

時代のニーズや人のこだわりに、どれだけ、ひたむきに真摯にやれるか、
積み上げてきた経験や実績は、確かに自信にはなりますが、
常に、時代は動きます。

造園・外構・エクステリアの仕事に長年携わって、1件、1件、打ち合わせを重ね、
現場が始まり、喜んでもらったり、怒られたり、色々ありました。
造園・外構・エクステリア工事は工期が短い分、より多くの現場と出会うことができ、
完成後、様々な現場ごとに達成感を味わうことができます。

一つとして、同じ現場は、ありません。

お客様のこだわりやご要望は、日々変化し、
そのご要望に応えるべく、今後も謙虚に邁進いたします。

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